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ブランド腕時計の寿命について

ブランド腕時計の寿命について
2018/05/30

高級腕時計に憧れている人は多いでしょう。少し価格は高いけど長く使えるなら...と、思いきって買う人もいるのではないでしょうか。そんな少し高価なお買い物、ブランド腕時計の寿命は、実際のところどのくらいになるのでしょうか。また、ブランド腕時計の寿命を延ばすための手入れや工夫はあるのでしょう。

今回は腕時計の寿命や故障の原因について解説していきます。普段の使い方によっては、時計を壊すきっかけになることもあるので、ブランド腕時計の扱いには注意が必要です。

ブランド腕時計の一般的な耐用年数

ブランド腕時計に多い、クォーツや機械式のムーブメントを持つ時計であれば、オーバーホール無しで最大でも10年が寿命と言われています。ソーラー腕時計であれば、オーバーホール無しで7年ほどです。

この理由について、ムーブメント別に見ていきましょう。

機械式腕時計

機械式腕時計は、巻き上げたゼンマイを動力としており、比較的寿命が長いと言われています。それでもオーバーホール無しでは最大でも10年と言われている理由は、正確な時を刻むために用いられている数多く精密なパーツにあります。それらの機構の中には、パッキンや歯車といった消耗品も含まれています。

そのため、それらのパーツを定期的に交換してあげないと、サビが出たり、パーツが摩耗してしまいます。人気が高い機械式腕時計は、他の時計よりも繊細なため、オーバーホールをして、メンテナンスをしっかりしていくと20~30年に寿命が延びると言われています。

クォーツ腕時計

クォーツ腕時計は、電池と電子回路によって動きます。一般的な腕時計に広く使われている時計です。安価な腕時計にも採用されていますが、高級ラインの腕時計にもよく見られます。クウォーツ時計も、メンテナンス無しでは10年ほどしか持ちません。

しかし、クォーツ腕時計は1970年代に作られたばかり、歴史の浅いムーブメントです。そのため、丁寧にメンテナンスしても本来の寿命はまだまだ未知数なのです。丁寧にお手入れをしていけば、30年ほどもつものもあるようですが、10年以内に動かなくなってしまうものも珍しくないため、機械式腕時計よりは耐久性に劣ると言われています。

ソーラー腕時計

太陽光を使って動力を発電するシステムを持っているソーラー腕時計。クォーツ腕時計のように電池交換が必要ないことがメリットの時計です。このソーラー腕時計採用されている蓄電池は、7年ほどで寿命を迎えてしまいます。その他の故障がなく、蓄電池を交換するのであればそれ以上に寿命が伸ばすことができますが、機械部分の寿命は10年ほど。

しかし、こちらもクォーツ時計と同様に、作られてから日が浅いものです。毎回ソーラー発電するということは、使用環境によっても充電効率や蓄電量にばらつきが生まれます。これらのことを考えると、まだまだ未熟なムーブメントでもあります。一方で長寿命の蓄電池の開発や、それに合わせた機械部分のメンテナンスがうまくできれば、寿命が大きく伸びる可能性もあります。

「故障の原因は?」

それでは、それぞれの時計をノーオーバーホールのまま放っておくと、どのような故障が起きるのか見ていきましょう。故障の原因となる、普段やってしまいがちなNG行動についてもご紹介します。

磁気帯び

機械式腕時計や、アナログクオーツ時計を使用する上で、まず注意したいのが、強い磁気に近づけてしまうことです。日常生活に強い磁気なんてあるの?という疑問もあるでしょうが、私たちは電子機器に囲まれて生活しています。スマートフォンやPC、スピーカー、家電も"強い磁気"を持っています。そのほかにも、マグネットも磁気が強いので、カバンや家具には要注意です。

磁気に近づくと、精密パーツが寄り集まってできている機構部分に影響が出ます。磁気によって狂ってしまう故障を「磁気帯び」と呼びます。磁気帯びをしてしまっているか、コンパスを近づけて針がグルグル回るかを見ます。回ってしまったら、磁化してしまっている状態なので、修理が必要です。時期を持つものからは、最低でも5cm以上離すようにしましょう。ちなみに、磁気による故障はデジタルクオーツ時計には、起こりません。

日付・時間合わせの際の操作ミス

カレンダー機能がついている機械式腕時計には、時間変更をしてはいけない時間帯が存在します。これを禁止時間帯と呼び、歯車が日付を変えるため動き出す時間を指します。具体的には、夜8時~朝の4時まで。この時間にリューズを回してしまうと、歯車が欠ける原因になります。

また、時刻合わせの針を逆走させてしまうミスもパーツを欠けさせたり、摩耗させる原因になります。少しくらい...と思わず、日付や時間を合わせる時は、丁寧に説明書通りに調節しましょう。

潤滑油の凝固

腕時計の内部、機構の歯車には潤滑油が使われており、滑りやすく欠けや摩耗から歯を守っています。しかし、オーバーホールをせず、機構内を掃除しないと、油が固まってしまい歯車を止めてしまう原因になります。

この問題は、定期的に分解、掃除することで解決・予防することができます。しかし、凝固したまま放置しておくと、必要以上に負荷がかかり、歯が欠ける可能性もあります。そのほかにも、ほこりや摩耗した微量の金属片、サビなどが歯車に挟まると、歯車が止まる・歯が欠ける原因になります。

衝撃を与えたことによるトラブル

繊細な時計なので、落としたりぶつけたりといった衝撃によって、故障してしまう可能性があります。見た目としては、故障しているように見えなくても、時計の繊細さは機構の中にあります。特に、機械式時計には注意が必要です。

衝撃を与えたことによるトラブルの具体例を見てみましょう。機構内の歯車が外れる、天真という極細のパーツが折れるなどがあります。外から見てわかる故障は、外装の傷はもちろん、文字盤の針が引っかかって止まったり、針が外れているなどです。スポーツウォッチ以外を付けたまま、運動をするのはおすすめしません。

「ブランド腕時計を長持ちさせるには」

大切なブランド時計を長持ちさせる方法は1つ、「オーバーホールに出す」です。もちろん、落としたり、浸水させないなど、トラブル回避は必須ですが、丁寧に扱っているだけでは、不十分です。

時計は繊細なパーツが多いため、定期的なメンテナンスを必要としています。普段時計のオーバーホールを気にしない人も多いでしょうが、特に高級なブランド時計は長く使いたいですよね。少しでも良い状態を保つことが長持ちさせる秘訣です。

機械式時計は3~5年に1度、クォーツ時計は5年ごと、ソーラー腕時計は6~7年に1度ぐらいを目安にオーバーホールに出しましょう。見えない部分で消耗していることが多いため、「壊れてから出す」よりは、「壊れる前にメンテナンス」を心がけてください。

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